ハーブというのは、ハーブティーとして香りを楽しんだり、お料理のスパイスとして利用するなどとして認知されていますが、メディカルハーブは健康の維持増進、病気の予防、治療などで用いる、薬効成分を持つハーブを意味します。実際、医薬品の原材料の四分の一が植物由来のものです。お薬には、この病気にはこのお薬という関係、例えば熱があればこの解熱剤という1対1の関係がありますが、ハーブには1つのハーブに多様性があるのが特徴です。近代医学以外の主に伝統的な療法を代替療法(近代医学の代替案という意味)といいます。その多くは、人の体のなかに備わっている自然治癒力を利用するという共通点があり、これを自然療法(ナチュロパシー)と呼び、メディカルハーブもその分野にあたります。これは、病気のやんでいる部分だけに働きかけようとする近代医学との、一番大きな違いです。
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